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元FC東京・中島翔哉の去就は…ポルティモネンセ監督が残留熱望も…

中島翔哉 写真:Getty Images

 かつてFC東京でプレーしていた日本代表MF中島翔哉(27)は、ポルトからポルティモネンセへのレンタル期間が今月末までとなっている。去就不透明と伝えられる中、ポルティモネンセ指揮官は同選手の残留を望んでいるようだ。

 中島翔哉はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトで出場機会に恵まれず、昨年1月にUAE1部のアル・アインへレンタル移籍。アル・アイン在籍期間中に脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負うと2021/22シーズンもポルトで構想外となっていた。

 しかし昨年8月にポルティモネンセへレンタル移籍すると、復帰後は攻撃陣の主力選手として活躍。リーグ戦22試合の出場で1ゴール3アシストとやや物足りない結果に終わったが、それでもクラブのプリメイラリーガ残留に貢献していた。

 同選手の今後については、先日ポルトガル紙『ア・ボーラ』が「ポルトがナカジマを諦め、彼への投資をより有益にするための解決策を見つけない限り、ポルティモネンセ残留は不可能だろう」と言及。ポルトとの契約期間が2024年6月までであることに触れた上で、去就不透明と見解を示していた。

 一方、ポルティモネンセのパウロ・セルジオ監督はポルトガル紙『O JOGO』のインタビューに対応。中島翔哉の去就を聞かれた際に「彼を完全移籍で獲得することが我々の願いだ」とコメント。来季以降も同選手を構想に含めているものの、現時点では残留が確実でないことをほのめかした。

 ポルトでの出場機会限定や中東での大怪我など、多くの苦境を乗り越えてきた中島翔哉。ポルティモネンセで復活を遂げただけに、選手サイドも今夏残留を望んでいるかもしれない。