明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、フェイエノールト所属のオランダ人FWブライアン・リンセン(31)獲得に近いとみられている。そんなリンセンがUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)決勝を間近に控える中での本音を明かした。
リンセンを擁するフェイエノールトは、UECL準決勝でオリンピック・マルセイユと激突。ホーム開催の1stレグで3-2と勝利すると、今月5日に敵地で行われた2ndレグではマルセイユの猛攻に遭いながら0-0のドローで終了。リンセンは2試合ともに後半途中からピッチに立ち、決勝進出に貢献。今月25日開催の決勝ではローマと対戦する。
また、フェイエノールトは欧州カップ戦で2001/02シーズンのUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)で優勝して以来、タイトルから遠ざかっている。
一方、リンセンについては以前から浦和レッズ移籍の可能性が伝えられている。その中、本人はオランダメディア『RTV Rijnmond』のインタビューに対応。浦和レッズとの交渉状況を質問されると「彼らは先週から何度か連絡を取っていたんだ」
「でも、今は何も聞きたくないと言っている。決勝戦にむけて集中力を高めているんだ。選手として、個人として、そしてクラブにとって、とても重要な試合が控えている。そうなれば、余計なことに構っている暇はないんだ」と語っている。
そして今後のキャリアの理想を聞かれると「適切なクラブであれば、海外でプレーしたいという野望はつねに持っている。スペインやイングランドは、どの選手も行きたいと思う場所だけど、現実に向き合わないといけない。(自分にその可能性は)ないんだ」
「素晴らしい冒険になるかもしれない。でも、それが実現するかどうか、全員が同じ考えでいられるかどうかはまだ分からない」とコメント。海外挑戦へ前向きであることを認めつつも、実現にむけては慎重な姿勢を見せている。
なおオランダメディア『VOETBAL』は、リンセン獲得に要する移籍金は最大で220万ユーロ(約3億円)と伝えている。
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