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中村航輔が好セーブ連発!ポルティモネンセ残留も「来季のオプションに…」

中村航輔 写真:Getty Images

 ポルティモネンセ所属の日本代表GK中村航輔(27)は14日、今季最終戦でフル出場して無失点での勝利に大きく貢献。現地では同選手を来季の戦力として期待する声が上がっているようだ。

 中村航輔はブラジル人GKサムエル(27)のバックアッパーとしてベンチ入りする機会こそ多かったものの、今季ここまでトップチームでの公式戦出場はわずか2試合だった。また1月30日開催のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第20節・トンデラ戦ではチーム内でのクラスター発生により急きょ先発出場。ただ2失点と結果を残せず、2月以降は再びベンチを温めていた。

 ポルティモネンセは前節終了時点でプリメイラリーガ残留が確実に。中村航輔は14日開催の最終節・マリティモ戦でおよそ3カ月半ぶりに先発出場すると、0-0で迎えた27分にディフェンスラインの裏に抜け出してきた相手選手との1対1の場面でセーブ。そして試合が膠着状態となる70分にも同じく1対1の局面でシュートを右手で弾く。

 するとポルティモネンセは80分、かつて浦和レッズでプレーしていたブラジル人MFエヴェルトン(29)のゴールで先制。後半アディショナルタイムにも2度チャンスを作るなど最後まで攻撃の手を緩めず1-0で勝利している。

 ポルトガルメディア『Goal Point』は試合後、好セーブ連発の中村航輔について「ナカムラはパウロ・セルジオ監督から与えられたチャンスをものにした。今シーズン最終戦で2022/23シーズンのオプションになる可能性があることを証明した」と称賛。今夏残留の可能性が高まったという見解を示している。

 なお、ポルティモネンセ所属の日本代表MF中島翔哉(27)もマリティモ戦で先発出場。前半35分にクロスバー直撃のシュートを放つなど存在感を発揮したがゴールは奪えず、後半アディショナルタイムの90+2分でベンチに下がっている。