日本代表MF守田英正(27)はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララからスポルティングCPへの完全移籍が間近となっている。その中、スポルティングCPのルベン・アモリム監督が同選手について語った。13日、ポルトガルメディア『MAIS FUTEBOL』が伝えている。
守田英正は2020年1月に明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍。海外挑戦1年目から中盤センターでレギュラーに定着すると、今季もリーグ戦33試合中24試合で先発出場。複数回にわたり監督交代が行われる中でも主力選手として本来のパフォーマンスを発揮しているが、最終節のスポルティングCP戦は累積警告により出場停止となっている。
同選手については、昨年8月以降にスュペル・リグ(トルコ1部)のフェネルバフチェやガラタサライ、プリメイラリーガの強豪ポルト、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のハル・シティなど複数クラブからの関心が伝えられていた。
そして今年3月にはスポルティングCPが守田英正の獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を始めたとポルトガル国内の複数メディアが伝えると、先月末に「移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)」という条件で大筋合意に達したと報じられていた。
ポルトガル紙『レコルド』は13日に「スポルティングCPが何カ月も前から欲しがっていたモリタが、移籍を間近に控えている」と報道。周囲では14日開催のプリメイラリーガ最終節・スポルティングCP対CDサンタ・クララの後にも移籍が正式決定という見方が広まっている。
その中、スポルティングCPのルベン・アモリム監督はCDサンタ・クララ戦の前日記者会見で守田英正について聞かれると「モリタは技術面のクオリティが高い。日本人選手であるから、たくさん仕事をする必要がある。彼は6番(ボランチ)でもプレーでき、8番(インサイドハーフ)でもプレー可能である。優れた選手だ。サンタ・クララにとってこれだけクオリティの高い選手がいることは良いことである」とコメント。獲得の可能性に関する言及こそ避けたものの、同選手のクオリティを高く評価した。
なお、スポルティングCPは今季のリーグ戦を2位で終えることが確定。来季のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ出場権を獲得している。また、守田英正は欧州カップ戦でのプレーを望んでいたため、他クラブからの関心に興味を示さずスポルティングCP移籍にこだわったとポルトガル国内で報じられている。
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