Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

「日本人は不要」札幌“和製ハーランド”獲得の噂に現地反発!元清水・北川航也を酷評も

中島大嘉 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するFW中島大嘉(19)は、オーストリア1部のSKラピード・ウィーン移籍が噂されている。しかし、現地メディアからは現在ラピード・ウィーンに在籍している日本代表FW北川航也(25)の不振を理由に、日本人選手獲得を望まない意見が上がっているようだ。

 身長188cmの中島大嘉は、2020年に北海道コンサドーレ札幌の特別指定選手になると、昨年に北海道コンサドーレ札幌へ正式入団。プロ1年目はし烈なポジション争いもあり公式戦9試合の出場に終わったが、今季はここまでJ1リーグ12試合中8試合で途中出場して2ゴールをマーク。YBCルヴァンカップ・グループステージではここまで全5試合でピッチに立って4ゴール1アシストをあげるなど、スーパーサブという立ち位置でありながら結果を残している。

 また、同選手はボルシア・ドルトムント所属のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(21)を意識していることもあり、日本国内では“和製ハーランド”という異名で注目を集めている。

 オーストリアメディア『Abseits』が今月5日、ラピード・ウィーンが北川航也の後釜として中島大嘉の獲得に向かう可能性を報道。北海道コンサドーレ札幌との契約が期間が2024年1月までであり、移籍金の支払いが必要と伝えていた。

 するとオーストリアメディア『Kronen Zeitung』は7日、中島大嘉がラピード・ウィーンに移籍する可能性について「ナカシマは19歳のストライカーで、アーリング・ハーランドのようなタイプだと言われている。だが、北海道コンサドーレ札幌ではほとんどジョーカー役(スーパーサブ)であり、移籍金もかかる。ラピードはすでにキタガワという弱い日本人選手で十分なのだが…」と否定的な見解を示したのだ。

 北川航也は2019年7月に清水エスパルスからSKラピード・ウィーンへ完全移籍。海外挑戦1年目の2019/20シーズンは左足首靭帯損傷という大怪我によりリーグ戦で6試合の先発出場にとどまると、昨季も5試合の先発出場にとどまっていた。そして今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場がわずか1試合であるほか、先月以降は負傷により戦線離脱。現地では北川航也の今夏退団が濃厚と伝えられている。