エクアドル代表はFIFAワールドカップ・カタール大会の本大会出場を決めているが、出場権はく奪の可能性があるようだ。26日、スペイン紙『アス』が報じている。
エクアドル代表はカタールW杯南米予選でペルーやコロンビア、チリとのし烈な出場権争いをへて、4位で終了。大陸間プレーオフ圏内の5位ペルーに2ポイント差をつけて本大会出場を決めていた。また、グループステージではセネガル、オランダ、カタールと対戦することが決まっている。
しかし『アス』の報道によると、FWバイロン・カスティージョ(23)の出生地を巡る疑惑が浮上しているとのこと。カスティージョは昨年9月2日のW杯南米予選・パラグアイ戦で代表デビューを飾っていたが、パラグアイサッカー協会は同選手の出生地がエクアドルではなくコロンビアであるという指摘。それでもカスティージョはパラグアイ戦を含むW杯南米予選8試合でプレーしている。
エクアドル側はカスティージョが1998年11月10日にエクアドル国内で生まれたという証拠を提示。ただ、後になって1995年7月25日に隣国コロンビアで生まれ、3年後にエクアドルで登録されたという調書が出てきた模様。周囲ではカタールW杯追放の可能性がささやかれている。
ただ一方でエクアドル側は、異議申し立て可能期間が試合終了から48時間以内であること、そして同選手がエクアドル市民権を持っていないもののエクアドル国内に5年以上つづけて居住していることを理由に、W杯出場権ははく奪されないと確信しているという。
また、国際サッカー連盟(FIFA)は今回のエクアドル代表に関する疑惑で決定を下していないが、南米予選5位のペルーと6位のチリがエクアドル代表に対する処分を望んでいるようだ。
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