明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)は、J2リーグクラブへレンタル移籍する可能性があるようだ。5日、ベトナムメディア『SOHA』が報じている。
同選手は昨年1月にタイ・リーグ1(タイ1部)のムアントン・ユナイテッドを退団してセレッソ大阪に加入。Jリーグ挑戦1年目は韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の間に割って入ることはできず公式戦2試合の出場にとどまったほか、昨年9月に左肩関節脱臼という大怪我を負っていた。
そんなダン・バン・ラムはロシアでリハビリに励んだ後、今年1月にチームへ再合流。しかし、今季はここまで公式戦での出場機会がなく、今月5日開催のJ1リーグ第7節・柏レイソル戦でもベンチ外となっていた。
その中『SOHA』は「セレッソ大阪の正守護神は依然としてキム・ジンヒョンが務めている。ダン・バン・ラムは肩の負傷により半年間のブレイクをへて復帰したばかりであり、(セレッソ大阪で)プレーするチャンスはそんなにない」とダン・バン・ラムの現状を説明している。
その上で「セレッソ大阪にはキム・ジンヒョンの他にも清水圭介、真木晃平、春名竜聖と3人のゴールキーパーが在籍している。そのため、クラブはダン・バン・ラムをJ2リーグに所属する中規模のクラブへレンタルにより放出することを検討している」と報道。同選手の移籍先候補として、ヴァンフォーレ甲府、大宮アルディージャ、モンテディオ山形、水戸ホーリーホックの4クラブをあげている。
また、ダン・バン・ラムは今月5日時点で大宮アルディージャのインスタグラムアカウントをフォローしている。大宮アルディージャはJ2リーグ開幕節・横浜FC戦で2-3と敗れると、その後も黒星が先行。ここまで3分4敗と白星を挙げておらず、最下位に沈んでいる。また、先月26日開催の第6節・ファジアーノ岡山戦において、先発出場したGK南雄太(42)と途中出場のGK上田智輝(26)が相次いで負傷退場。後半途中からフィールドプレーヤーのDF栗本広輝(31)がゴールマウスを守っていた。
大宮アルディージャのゴールキーパー陣では南雄太が復帰しているものの、現状はGK若林学歩(18)との2人体制となっている。Jリーグの第一登録期間は今月1日に終了しているが、ゴールキーパーに限っては自チームに負傷離脱者が出た場合にのみ獲得可能な特例措置がある。
なお、『SOHA』はダン・バン・ラムとセレッソ大阪の契約内容について「両者は少し前、1年間の契約延長で合意に達した。新たな契約期間は2023年1月までとなっている」と伝えている。
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