明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを昨季限りで退団したタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(32)は、先月開催の国際親善試合で悪質なファウルをしたことで批判を浴びているが、タイ国内のリーグ戦でも再び同様の行為に及んだようだ。4日、ベトナムメディア『Bongda』が伝えている。
同選手は昨年12月に横浜F・マリノスからタイ・リーグ1(タイ1部)のブリーラム・ユナイテッドへ完全移籍。古巣復帰後はここまでリーグ戦12試合中11試合で先発出場するなど、左サイドバックの主力選手としてチームの躍進を支えている。
ただ、先月27日開催の国際親善試合・スリナム戦でフル出場。タイ代表は1-0で勝利したが、前半20分にティーラトンが空中戦で競り合った際に相手選手にヒジ打ち。相手選手に大きな怪我はなく、主審もティーラトンに対してイエローカードを提示しなかったが、ベトナムメディア『xaluannews』は「ティーラトンの行為が東南アジアのサッカーファンに多くの反発の波を引き起こした」と非難していた。
そんなティーラトンについて『Bongda』は、今月2日開催のタイ・リーグ1第27節・コンケーン・ユナイテッド戦でも相手選手に対して乱暴行為に及んだと報道。主審が同選手に対してカードを提示しなかったことがタイ国内で物議を醸していることや、ティーラトン本人はSNSを通じてプレーの正当性を訴えたこともあわせて伝えた上で「ティーラトンは代表戦のみならず、タイのリーグ戦でもチームメイトの前で悪巧みをすることを恐れていない。タイのファウル専門家だ」と揶揄している。
なお、ティーラトンは昨年12月下旬に行われたAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)準決勝・1stレグのベトナム戦でもMFグエン・クアン・ハイ(24)に対してヒジ打ちを行っており、ベトナム国内メディアやサッカーファンから反感を買っている。
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