ワールドカップ

カタールW杯出場を逃した強国5選

スウェーデン代表 MFデヤン・クルゼフスキ 写真:Getty Images

スウェーデン(W杯12回出場)

前回大会(2018年ロシアW杯)ベスト8のスウェーデンも、欧州にて脱落となってしまった。

欧州予選では、スペインやギリシャと同じグループBにて惜しくも2位でプレーオフへ。パスBに割り当てられたプレーオフ初戦(3月24日)は、チェコを相手に延長戦までもつれる激戦を制した(1-0)。

勝てばW杯本大会への切符を手にできるポーランド戦(3月29日)。前半こそ互角の展開で進むも、後半開始直後にPKを献上。このPKをロベルト・レバンドフスキに沈められると、72分にもわずかな隙を突かれて失点。終盤にはズラタン・イブラヒモビッチを投入し攻勢をかけようとするも、結果的に最後までゴールを奪うことができず0-2で敗北となった。

出場枠が13と、どの大陸予選よりも多い欧州。しかしそれだけチームの数も多く、なによりレベルが高い。欧州予選にてW杯連続出場を決めることがいかに難しいか、その象徴ともいえる結果となった。


ナイジェリア代表 FWアレックス・イウォビ 写真:Getty Images

ナイジェリア(W杯6回出場)

直近は3大会連続のW杯出場を果たしていたナイジェリアも、カタールへの道は叶わなかった。

出場5枠を争うアフリカ最終予選は、2次予選を突破した10チームが、1つの相手とだけホーム&アウェーを戦うというレギュレーション。ナイジェリアは、ガーナとの対戦が組まれた。

ナイジェリアは、ケレチ・イヘアナチョやヴィクター・オシムヘンといった、U-17W杯優勝(2013、2015)経験のある選手を主軸に据えて挑む。試合結果はホーム戦で1-1、アウェー戦で0-0と譲らない展開だったが、残念ながらアウェーゴール差というルールに泣き予選敗退となった。

長丁場となる他大陸の最終予選と異なり、2試合のみで決定と極めて緊張感のあるアフリカ最終予選。次回大会からのW杯出場枠増加に伴っては、今後アフリカの予選方式に変更があるのかも注目だ。


エジプト代表 FWモハメド・サラー 写真:Getty Images

エジプト(W杯3回出場)

同じくアフリカ最終予選にて、カタールW杯出場を逃したエジプト。

エジプトはセネガルとの組み合わせとなり、奇しくも2021年のアフリカネイションズカップ決勝(優勝セネガル)の再戦となった。互いにホーム戦を1-0制し、2戦合計1-1に。アフリカ1・2を争ったチーム同士の戦いにふさわしいスコアとなるも、最終PKにて3-1でセネガルに軍配が上がった。

内容もエジプトにとっては苦しいものだった。セネガルのホームで行われた第2戦、エジプトはチャンスシーンを多く作り出すことができず、逆に得点シーンを含めて数多くの決定機を作られ、忍耐の試合に。また、試合中セネガルサポーターから、エジプト選手に向けレーザー照射が浴びせられるなど、後味の悪い事象も発生していた。

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名前Sくん
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