
トゥールーズに所属する日本代表FWオナイウ阿道(26)にシント=トロイデンVV(STVV)移籍の可能性があるようだ。30日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
オナイウ阿道は昨年7月に明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからリーグ・ドゥ(フランス2部)のトゥールーズへ完全移籍。昨年10月から年末にかけて不振に喘いでいたものの、昨年12月18日開催のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内カップ戦)3回戦・ニーム・オリンピック戦で2ゴール1アシストをマーク。再びレギュラーの座をつかむと、年明け以降は3ゴールをあげている。
その中『VOETBAL』は「日本人ストライカーのオナイウがSTVVへ?」という見出しで同選手の去就について報道。STVVの現有戦力について「林大地はまだSTVVとの契約を残している。原大智はデポルティーボ・アラベスに所属している状況だ。それにジョアン・クラウスは(シーズン終了後に)アメリカに向かう」と説明。アラベスからレンタルにより加入しているFW原大智(23)の去就が不透明であることに触れた上で、攻撃陣で新戦力獲得の必要性があると説明している。
今回の報道によると、オナイウ阿道とトゥールーズの契約期間は2024年6月までであるとのこと。また、トゥールーズから横浜F・マリノスへ支払われた移籍金が70万ユーロ(約9500万円)であるほか、現在の市場価値は150万ユーロ(約2億円)にのぼるという。
なお、STVVのダビド・メーケルス会長は先月上旬にベルギー紙『Het Belang van Limburg』の取材を受けた際、「我々はクオリティの高いベルギー人選手を探しているが、(獲得するのに)高額の移籍金が必要であることが多い。それに将来性のあるベルギー人選手はビッグクラブにいる」
「金銭的な面では、外国人を獲得する方が面白い。いわば、ベルギー人選手1人の値段で2人を手に入れることができるのだ」と外国人選手獲得の可能性を示唆していた。しばらく日本代表招集から遠ざかっているオナイウ阿道だが、FIFAワールドカップ・カタール大会を今年11月に控える中、所属クラブを変えることはあるのだろうか。
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