サッカー日本代表は29日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦で1-1の引き分けに終わった。元日本代表の田中マルクス闘莉王氏は試合結果や内容に対して失望感をあらわにするとともに、2選手に対して日本代表引退を勧めた。
日本代表はFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)やFW前田大然(セルティック)、FW古橋亨梧(セルティック)らを欠く中、今月24日開催のオーストラリア戦で2-0と勝利。見事W杯本大会出場を決めた。しかし、ベトナム戦では大幅にメンバーを入れ替えると19分に先制ゴールを献上。54分にDF吉田麻也(サンプドリア)のゴールで追いついたものの、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴール取り消しなどもあり、ドローに終わった。
現役引退後も日本代表に注目している田中マルクス闘莉王氏は試合後、自身の公式YouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新。「埼玉スタジアムで情けないパフォーマンスを見せた。正直なところガッカリした」と感想を述べると、森保一監督の先発メンバーについて「監督の考えは理解できないことじゃない。出ていない選手にもチャンスを与えようと。森保さんのせいではない。チャンスを与えられた選手たちに問題がある」と語る。
そして「僕は白黒ハッキリするタイプなんで」と切り出すと「川島(永嗣)、原口(元気)あたり、もう代表ありがとう。お疲れさんでした」とGK川島永嗣(ストラスブール)とMF原口元気(ウニオン・ベルリン)の2選手に対して代表引退を勧告。
川島永嗣について「セットプレーにおける一番の責任者であるゴールキーパー。(失点シーンについてはボールに)チャレンジしてもおかしくなかった。オーガナイズという面で川島に欠けていた」と失点シーンでのプレーや味方選手への指示に問題があったことを指摘。
そして原口元気については「やっぱりあそこのポジション(インサイドハーフ)じゃないなと。どう考えてもあそこでプレーできるだけのクオリティはないなと。まだサイドに張って、相手のサイドバックをマークする。自分の攻撃よりも相手をマークするポジションだったらまだ分かるが、他の選手とのレベルの違いがある。(原口元気を起用することによって)今後の日本代表のレベルアップに少し問題が起こるのかなと思う」とMF田中碧やMF旗手怜央など東京五輪出場組よりも劣っているという見解を示した。
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