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元日本代表・闘莉王が長友佑都の途中交代に「ずっと謎」森保采配バッサリ

長友佑都 写真:Getty Images

 サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏は28日に自身の公式YouTubeチャンネルを更新。今月24日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・オーストラリア戦で後半途中にDF長友佑都(FC東京)を下げてDF中山雄太(PECズヴォレ)を投入した森保一監督の采配を批判した。

 森保一監督はカタールW杯アジア最終予選でここまで全9試合で長友佑都を先発起用。ただ、SNSでは同選手のパフォーマンス低下を指摘する声が多く上がっているほか、左サイドバックのレギュラーを中山雄太へかえるように求める意見もあった。

 その中で迎えたオーストラリア戦でも長友佑都が先発出場。サウジアラビア戦と同じく、中山雄太が後半途中から長友佑都との交代でピッチに立っていた。

 田中マルクス闘莉王氏は自身の公式YouTubeチャンネル『闘莉王TV』で最終予選における日本代表の戦いぶりについて「今回の予選はあまりにも内容が酷すぎる。チャンスも作れない。圧倒的なポジションもできない。ピッチ内のバランスも良くない。正直W杯へ行けないんじゃないかなと思ったくらい」と酷評している。

 そして以前から話題になっている左サイドバックの問題に対しては「(試合途中で交代を行う理由が)正直なところ、ずっと僕の中では謎。なぜそのような交代をしているのか目に見えるものがない。だからこそ疑問に思う」

 「競争させているのは良いこと。ただ、僕はずっとディフェンスをやっていただけに言えるだけど、(試合途中で)ディフェンスラインをかえるのはいいことではない。(終盤になって)試合を締めないといけない状況に中でかえてしまうと、余計な力が入ってしまう。よっぽどのことが無ければ、(森保一監督は)自分が選択した選手を信用して最後までやらせてほしい」とコメント。森保一監督の起用法に一貫性がないと主張している。

 なお、W杯本大会出場を決めた日本代表は29日、埼玉スタジアム2002でベトナム代表と対戦する。森保一監督はすでに先発メンバーの一部入れ替えを明言しているが、左サイドバックで誰をスタメン起用するのか注目が集まる。