日本代表は24日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でオーストラリア代表を2-0で下してW杯本大会出場を決めた。この試合で先発出場したリバプール所属FW南野拓実は無得点に終わったが、オーストラリアのジャーナリストから高い評価を得ているようだ。
日本代表は前半からオープンな試合展開となる中、何度もチャンスを作るが得点を奪えず、ロングフィードによるオーストラリア代表のカウンターに遭う。25分には相手コーナーキックの場面でGK権田修一とDFトレント・セインズベリーがコンタクト。ボールはファーサイドにいたDF山根視来の頭に当たってゴールマウスに吸い込まれたが、主審はセインズベリーにファウルがあったと判定。日本ボールで試合は再開された。
0-0で折り返した後半は一時相手に押し込まれる展開となったが後半途中から盛り返す。すると89分、途中出場のMF三笘薫が先制ゴールをあげると、後半アディショナルタイムの90+4分にも三笘薫が追加点を奪取。2-0と勝利し、見事W杯本大会出場を決めた。
この試合では、FW大迫勇也の代役として先発起用されたFW浅野拓磨がサイドに流れ、南野拓実が中央でポジションをとるというシーンがあったが、南野拓実はクロスバー直撃のヘディングシュートをはじめ、複数回訪れた決定機をモノにできなかった。
それでもオーストラリアの公共放送局『ABCスポーツ』のジャーナリストであるダニエル・ガルブ氏は試合終了直後に「オープニングゴールはオーストラリアに与えられるべきだったが、それでも日本は全体的に良かった。ミナミノは素晴らしかった」とツイート。南野拓実がオーストラリア代表守備陣にとって脅威だったという見解を示している。
森保一監督のもとでコンスタントに出場機会を得ていた南野拓実。低調なパフォーマンスを露呈して批判にさらされることもあったが、W杯出場をかけた大一番で自分自身の役割を果たせたのかもしれない。
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