ワールドカップ 日本代表

歴代日本代表、W杯出場を決定づけるゴールを挙げた選手たち

本田圭佑 写真:Getty Images

2014年W杯ブラジル大会出場

決定ゴール:本田圭佑

自ら得たPKになった瞬間ボールを抱え、中央に蹴り込む本田圭佑の姿。2014年のW杯ブラジル大会への出場を決めた最終予選オーストラリア戦(2013年6月4日)のゴールシーンは、本田メンタルの強さを象徴する。

それまでのW杯最終予選とは違い、勝利で本大会出場を決めることは叶わなかった同試合。しかし先制点を許し敗戦かと思われたところ、最終盤に1-1のドローに持ち込んだこの本田のゴールで安堵したサッカーファンは多いに違いない。

当時の日本代表には、本田(ミラン)長友佑都(インテル)香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)など、欧州のビッグクラブに所属する選手が多くいた。期待とプレッシャーも相当なものだったことは、想像に難くない。ド真ん中真っ向勝負した本田の姿は、今後もサッカーファンの記憶に残ることだろう。


2018年W杯ロシア大会出場

決定ゴール:浅野拓磨

同レギュレーションで行われたアジア最終予選において、初戦が敗戦のチームの突破率0%。そんな中で2018年のW杯ロシア大会への道は、絶望的なスタートとなった。苦境に立たされながらも勝ち点を積み上げ、迎えたオーストラリア戦(2017年8月31日)。本大会出場への決定的なゴールを上げたのは、浅野拓磨と井手口陽介だ。

日本、サウジアラビア、オーストラリアの3チームが予選上位で熾烈な争いを繰り広げる中、勝てば本大会出場が決定するこの試合。大舞台にも関わらず当時の指揮官ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は、まだ若い浅野と井手口をスタメンで起用。試合の序盤から両選手ともに積極的なプレーを見せた。

浅野は、試合41分に裏への抜け出しからの貴重な先制点。ラインの死角を突く得意の形から生まれたこのゴールが、結果的にW杯出場を決定づけるものとなっている。

後半は日本キラーとして知られるティム・ケーヒルの投入など、攻勢を仕掛けてきたオーストラリア。そんな相手にとどめを刺したのは82分の井手口の得点だ。日本のサッカーファンには井手口のゴールの方が印象深い方も多いだろう。


日本代表のペナント 写真:Getty Images

カタールW杯のアジア最終予選では、残り2試合で誰がゴールを決めてくれるのか。そして誰のゴールが日本代表を本大会へ導くのか。ブラジル大会、ロシア大会に続いて、3度目のオーストラリア相手の最終予選突破をは決められるか。注目の一戦は3月24日の目前に迫っている。

ページ 2 / 2

名前Sくん
趣味:ゲーム(FIFAシリーズ/パワプロ/パワサカ)
好きなチーム:全Jリーグクラブ、リバプール、バイエルン

ゲーム、サッカーなどの記事を中心にライターとして活動しています。Jリーグ、海外リーグ、代表戦の区別なく、サッカーファンの楽しめる記事執筆ができるよう尽力します!

筆者記事一覧