日本代表・海外組 日本代表

中国戦辛勝の日本代表、韓国メディアが久保建英を称賛も…

久保建英(写真右) 写真提供: Gettyimages

 森保一監督率いる日本代表は、7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦で1-0と勝利した。この一戦について、韓国メディア『STN SPORTS』は、東京五輪男子サッカー競技でも活躍したMF久保建英(20)のパフォーマンスを称えている。

 日本代表は今月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で攻守両面で精彩を欠き、0-1と敗戦。周囲からは森保一監督の采配に対する批判や一部選手のコンディションを不安視する声が上がっていた。その日本代表は、カタールの首都ドーハでの中国戦で前半からポゼッションを握る中、39分にヴィッセル神戸のFW大迫勇也(31)がゴールを決めて先制。ただ、その後は追加点を奪えず、1-0で辛くも勝ち点3を手に入れている。

 この一戦について、『STN SPORTS』はトップ下のポジションでフル出場した久保建英のパフォーマンスを絶賛。前半のみならず、攻撃面でのクオリティが低下した後半でも多くの決定機を演出したと説明しているほか、両チームの選手の中で最も印象に残るパフォーマンスを発揮したと評価している。

 ただ、日本代表の攻撃面に関して、18本のシュートを放ちながらもわずか1ゴールという結果に終わったことを指摘。オマーン戦から大幅な改善が見られなかったと言及している。

 なお、日本代表は来月7日に敵地でサウジアラビアとの一戦を控えているほか、12日には埼玉スタジアム2002でオーストラリアと対戦する予定となっている。これまでもワールドカップ本大会出場権を巡って争ってきた2か国との対戦を控えているだけに、中国戦で攻撃面での不安材料を払しょくできなかったことが周囲で議論の対象となりそうだ。