セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督はかつて横浜F・マリノスでも指導に当たった日本代表FW前田大然(24)の働きぶりを高く評価した。12日、英紙『サン』が伝えている。
前田大然は昨年12月31日に横浜F・マリノスからセルティックへ正式加入。1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりゴールネットを揺らしていた。ただ、チャンスでゴールを決め切れない場面が目立ったこともあり一部サポーターから批判されているほか、地元メディアは昨年にJリーグで1シーズンをフルに戦ったことによる疲労蓄積の可能性を指摘していた。
しかしポステコグルー監督は同選手のパフォーマンスについて「彼はまだ(セルティックの環境に)慣れている最中であり、最高のプレーを見せるのはこれからだ。彼の身体能力は抜群であり、試合においてとても重要な部分となっている。ただ前線で待っていたりゴールを決めたりするだけではダメなんだ」と周囲からの批判に反論している。
つづけて「以前にもダイゼンを指導していたから知っているけど、彼の良さは何度もスプリントを繰り返す能力だ。エリートレベルだよ。日本にいたときから、彼のスプリント能力の数値を測定していたんだ。スプリントをした後にすごいスピードで回復してまた走り出す」と前田大然特有のスプリント能力にも言及した。
なお、セルティックは今月14日にスコティッシュカップ(スコットランド内のカップ戦)準々決勝・ダンディー・ユナイテッド戦を控えている。チームメイトからも擁護される前田大然にはスプリント能力を生かしたハードワークでチームを勝利に導くことが求められる。
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