日本代表・海外組 海外日本人選手

リバプール南野拓実の出場機会限定にマンUOB反応!「あの2ゴールを見ると…」

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表FW南野拓実(27)は依然としてリバプールで出場機会に恵まれていないが、今季ここまで9ゴールをマークしている。そんな南野拓実をマンチェスター・ユナイテッドOBのロイ・キーン氏が称えた。4日、イングランド・リバプールの地元メディア『リバプールエコー』が伝えている。

 同選手は2020年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。出場機会に恵まれず、昨季後半戦はレンタル先のサウサンプトンで過ごしていたが、昨年7月にサウサンプトンでのレンタル期間を終えてリバプールに復帰していた。そして今季もここまでプレミアリーグでいまだに先発出場なしと厳しい立場に置かれているが、今月2日開催のFAカップ(イングランドのカップ戦)5回戦・ノリッジ戦で先発出場した際に2ゴールをあげてチームの準々決勝進出に大きく貢献していた。

 そんな南野拓実について、かつてマンチェスター・ユナイテッドやアイルランド代表などでプレーしていたキーン氏は「あの2つのゴールの決め方を見ると、彼があまりプレーしていないということは分からないだろう。どちらも良いフィニッシュだっただけにね」とノリッジ戦でのパフォーマンスを絶賛。

 その上で「ドレッシングルームの人気者であることも彼にとって(良いパフォーマンスを発揮するための)後押しになっている。彼がピッチに立ってゴールを決めると、チームみんなが彼のために喜んでいるんだ」と同選手に対するチームメイトの好意的な姿勢が確かな影響を与えているという見解を示した。

 なお、南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。ただ今冬の移籍ウィンドウ終了後もセビージャからの関心が伝えられるなど、リバプール退団の噂が絶えない。それだけに南野拓実本人としては引き続き数少ないチャンスで結果を残すことが求められる。