清水エスパルスは今月26日、明治安田生命J1リーグの舞台で3シーズンぶりとなる静岡ダービーに挑む。そのジュビロ磐田との一戦を前に、清水エスパルス公式SNSアカウントに投稿された1枚の写真が物議を醸している。
清水エスパルスは2019シーズンのJ1リーグ、YBCルヴァンカップ・グループステージ、そして天皇杯4回戦で行われたダービーマッチで4勝1敗とジュビロ磐田に大きく勝ち越している。2020シーズンと2021シーズンはジュビロ磐田がJ2の舞台で戦っていたこともあり両クラブの直接対決は無かったが、ジュビロ磐田のJ1復帰に伴い今季再び激突する。
その中、清水エスパルス公式ツイッターアカウントでは今月24日午前10時32分に「負けられない戦い」と題して清水区の三保グラウンドに掲出された横断幕の写真を投稿。清水エスパルスサポーターから「絶対に勝つぞ!」、「負ける気がしない」と激励のメッセージが届いている。
しかし、三保グラウンドに掲出された横断幕に「ダービーは戦争だ」と書かれたものがあることに対して、ジュビロ磐田サポーターやJリーグファンからの批判が殺到。ロシア軍によりウクライナ侵攻は日本時間24日正午ごろであり投稿よりもわずかに後の出来事ではあるが「戦争だはまずいでしょ」、「このご時世に…」、「不謹慎すぎる」という声が上がっている。
ただ一方で、「ダービーは戦争だ」という言葉がかつて2004年から4シーズンにわたって清水エスパルスでプレーしていたチョ・ジェジン氏の言葉であることや、ロシアの宣戦布告前であることを理由に「言葉狩りを行うのは良くない」、「言いがかりがすごいなあ…」と清水エスパルスを擁護する声もみられる。
なお、清水エスパルスはジュビロ磐田との静岡ダービーでリーグ戦通算19勝6分25敗、YBCルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)で6勝5敗となっている。また、今月1日には鹿児島県内で30分×3本形式の練習試合を行っており、清水エスパルスは0-1で敗れている。
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