明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属する日本代表DF酒井宏樹(31)は、今シーズン途中でリーグアン(フランス1部)のオリンピック・マルセイユに復帰する可能性があるようだ。2日、フランス紙『ラ・プロヴァンス』が伝えている。
酒井宏樹は柏レイソルやブンデスリーガ(ドイツ1部)のハノーファーをへて、2016年6月にオリンピック・マルセイユに加入。籍1年目からリーグ戦34試合に先発出場するなど右サイドバックでレギュラーに定着すると、日本代表の一員としてもFIFAワールドカップ・ロシア大会で決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦までの全4試合でフル出場していた。
ただ、2020/21シーズンは公式戦33試合で先発出場していたが、ホルヘ・サンパオリ監督就任以降は出場停止や負傷離脱もあり、出場機会が減少。シーズン終了後の昨年5月末にマルセイユ退団が決まると、6月10日に浦和レッズ加入が正式決定。浦和レッズではJ1リーグで14試合に出場し、カタールW杯アジア最終予選でも主力選手として活躍している。
しかし、『ラ・プロヴァンス』の報道によると、マルセイユはフランス人DFジョルダン・アマヴィ(27)の退団をうけて酒井宏樹の今冬獲得に向かっていた模様。サンパオリ監督が選手サイドとのコンタクトを明かしていたほか、同選手の復帰に前向きな姿勢を見せていたが、フランスの移籍市場最終日までに交渉がまとまらなかったという。そそれでもマルセイユは2021/22シーズン終了後に再び酒井宏樹の獲得に向かう可能性があるようだ。
なお、浦和レッズは昨年6月に酒井宏樹を獲得した際、マルセイユに対して移籍金150万ユーロ(約1億9000万円)を支払ったとフランスメディアが報じている。今季も浦和レッズにとって必要不可欠な戦力であるだけに、今後の動向が気になるところだ。
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