明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎を退団したブラジル人MFルアン(31)は、母国復帰がほぼ確実となったようだ。2日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
ルアンの去就を巡っては、以前からカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロ復帰にむけてクラブ幹部へ連絡をとっているという噂がブラジル国内で駆け巡っていたものの、本人が昨年12月ブラジルメディアのインタビューに応じた際に否定。また、先月にはウルグアイ1部の強豪ナシオナルが選手サイドとの交渉を行っていたものの、27日になって交渉破談が伝えられていた。
その中、『グローボ』の報道によると、セリエAのサントスがルアンの獲得を近日中に公式発表するとのこと。同選手にはフルミネンセやSCインテルナシオナルも関心を寄せていたが、サントスが国内クラブとの争奪戦を制したという。
なお、ルアンはアトレチコ・ミネイロで7シーズン過ごした後、2019年12月にV・ファーレン長崎へ加入。2020シーズンはリーグ戦31試合に出場し6ゴールをあげるなど、手倉森誠元監督のもとでレギュラーに定着していた。
そして2021シーズンは副キャプテンという立場でシーズンに臨むと、5月中旬に吉田孝行監督が解任されるまではリーグ戦全試合で出場したほか、10試合でスタメンに抜てきされていた。しかし、松田浩氏への監督交代後はチーム内での立場が一変。第21節・京都サンガ戦、第22節・大宮アルディージャ戦の2試合をのぞきリーグ戦全試合でメンバー外になると、シーズン終了後の昨年12月13日に退団が正式決定していた。
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