Jリーグ

【2022】J1得点王受賞が期待される選手7選

ディエゴ・オリベイラ 写真提供:Gettyimages

ディエゴ・オリベイラ(FC東京)

Jリーグで7年目のシーズンを迎えるFC東京所属のディエゴ・オリベイラ。なんといっても安定感が最大の魅力だろう。毎年コンスタントに出場を重ね、ゴール数もほぼ出場時間に比例したものになっている。2021年は得点ランキング5位の13点を記録。

武器は強靭なフィジカルとスピード、そしてシュートテクニック。加えて守備でも貢献できる、貴重な選手である。

6年間で4度の二桁得点と安定した活躍をみせている一方で、得点王のタイトルとは無縁。FC東京の補強が上手くいったこともあり今季はチャンスの年だが、果たして。


清水エスパルスのサポーター 写真提供:Gettyimages

チアゴ・サンタナ(清水エスパルス)

大型補強を敢行しながら成績が振るわなかった2021シーズンの清水エスパルス(結果14位)において、チアゴ・サンタナの存在は非常に大きなものだった。

37試合にスタメン出場し13得点。チーム内得点ランキング2位が2得点だったことを考えると、彼がいなかったらと考えるだけでも恐ろしい。足でも頭でも決められ、ゴール前に詰める意識も高い。

清水が中盤を中心に戦力アップをすることができた今季、チアゴ・サンタナの前にはより多くのチャンスが舞い込んできそうだ。


横浜F・マリノスのホーム 日産スタジアム 写真提供:Gettyimages

レオ・セアラ(横浜F・マリノス)

冒頭に書いたように、2021シーズンJ1得点王を受賞した前田大然を手放した横浜F・マリノス。ベガルタ仙台から西村拓真を獲得するなどしたが、前田の穴を得点数という意味で埋めてくれそうなのはレオ・セアラだ。

横浜FMで2シーズン目を迎えるレオ・セアラは、2021年は前田の半分ほどの出場時間で10得点。特に8月は7試合で6得点3アシストと大活躍しJ1月間MVPに選出された。爆発的なシュートを最大の強みとし、周りを使うことも上手い。

純粋なストライカーというタイプではないかもしれないが、周りを使うからこそのリターンが来る可能性もある。そして何より、横浜FMが攻撃的なサッカーをしているため最前線に立つFWにはチャンスが多く訪れるに違いない。


Jリーグ 写真提供:Gettyimages

その他期待したい選手達

いきなりJ1得点王に輝くのは簡単ではないが、2021年のJ2リーグで猛威を振るった2名に期待したい。ルキアン(アビスパ福岡)とピーター・ウタカ(京都サンガ)だ。ルキアンは2021年のJ2得点王。J1での実績は乏しいが、日本でのプレーに慣れたこのタイミングで再び挑むことになる。ピーター・ウタカはサンフレッチェ広島に所属していた2016年にJ1得点王を受賞した実績を持つ。38歳で今季を迎えることになるとはいえ、シュート技術などに衰えはほぼ見られない。

J1で2年目のシーズンを迎える加藤陸次樹(セレッソ大阪)にも要注目である。動き出しが巧みで、2021年はワンタッチでのゴールを中心に7得点を決めた。周囲との連携で輝くタイプであり、今年は更なる活躍が見られるのではないだろうか。

環境を変えたドウグラス(柏レイソル)の活躍にも期待がかかる。サンフレッチェ広島時代の2015年にJ1得点ランキング2位になった実力者だ。合計6年半活躍したクリスティアーノ(V・ファーレン長崎)が離れた柏レイソルで、スタメン出場を重ねられる可能性は高い。

2021年サガン鳥栖で活躍し、大きなブレイクを果たしそうな酒井宣福(名古屋グランパス)は応援したくなる。元々FWだったにも関わらず他のポジションでの起用が続き、2020シーズン後にJ2大宮アルディージャを契約満了に。その後サガン鳥栖がFWで起用すると、中心選手として8得点を挙げた。身体能力に優れており、名古屋グランパスの最前線に君臨するだけの力はある。

例年に比べFWの移籍が少ない移籍市場だが、得点王に輝くのはどの選手になるのだろうか。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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