1位:FC東京
戦力収支:A
OUT
田川亨介(Santa Clara Acores Futebol SADC:期限付き移籍)
野澤零温(SC相模原:期限付き移籍)
アルトゥール・シルバ(カターレ富山:期限付き移籍)
阿部伸行(いわてグルージャ盛岡:完全移籍)
宮崎幾笑(ファジアーノ岡山:完全移籍)
大森理生(FC琉球:期限付き移籍)
中村拓海(横浜FC:完全移籍)
渡辺剛(KVコルトレイク:完全移籍)
木村誠二(モンテディオ山形:期限付き移籍)
山田将之(大宮アルディージャ:完全移籍)
鈴木喜丈(水戸ホーリーホック:完全移籍)
ジョアン・オマリ(未定:契約満了)
IN
平川怜(松本山雅FC:復帰)
エンリケ・トレヴィザン(GDエストリル・プライア:完全移籍)
山下敬大(サガン鳥栖:完全移籍)
木本恭生(名古屋グランパス:完全移籍)
ヤクブ・スウォビィク(ベガルタ仙台:完全移籍)
松木玖生(青森山田高校:新加入)
安田虎士朗(FC東京U-18:昇格)
野澤零温(FC東京U-18:昇格)
梶浦勇輝(FC東京U-18:昇格)
岡庭愁人(明治大学:新加入)
昨年は五分の成績で9位。2020シーズンの6位から順位を落とす形となったFC東京。11月7日に長谷川健太監督が辞任し、今季からはアルビレックス新潟を率いていたアルベルト・プッチ・オルトネダ監督が率いることとなった。また、主力選手では渡辺剛がベルギーのコルトレイクへ移籍。30試合に出場した田川亨介はポルトガルのSanta Clara Acores Futebol SADCへと期限付き移籍を選択した。
その一方で、非常に高い質を持つ選手を複数獲得することに成功している。渡辺剛が抜けたCBにはエンリケ・トレヴィザンと木本恭生、田川亨介が抜けたFWには山下敬大を獲得し、スケールアップに成功。既存の選手がやや不安定だったGKにはヤクブ・スウォビィクを獲得した。
外国籍枠の使い方も巧みだ。トレヴィザンとスウォビィクはJ1での経験があるために、計算が立つのはもちろんコロナ禍であってもチームへの合流に不安がない。また、両選手ともに昨年所属していたクラブが降格してしまったこともあり無縁だったが、個の実力としてはリーグのベストイレブンに選出されてもおかしくないものを持っている。
高校サッカー界で最も注目され、実際に第100回全国高等学校サッカー選手権大会で4得点し優勝に大きく貢献した松木玖生の獲得に成功したことも大きい。FC東京U-18で育ち明治大学で経験を積んだ岡庭愁人も、昨年すでにルヴァン杯とリーグ戦で出場機会を得ており即戦力候補。FC東京U-18からも安田虎士朗、野澤零温、梶浦勇輝とクラブの未来を支える可能性を持つ3人が昇格している。
アルベルト監督の戦術が浸透するには少し時間がかかるかもしれないが、その手腕は確か。FC東京の悲願であるリーグタイトル獲得に向け、役者は揃いつつある。
コメントランキング