VfBシュツットガルトは、MF遠藤航(28)が今月末から来月はじめにかけて行われるFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でも日本代表に招集されることにより、またひとつ不安を抱えるようだ。20日、ドイツ・シュツットガルトの地元メディア『Stuttgarter Nachrichten』が伝えている。
同選手は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場するなど、中盤に欠かせない存在としてチームをけん引。今季もここまでリーグ戦全19試合でスタメンに抜てきされている。一方で、昨夏にはU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技の全6試合で先発出場しているほか、9月以降もカタールW杯アジア最終予選でここまで全6試合でフル出場。『ビルト』をはじめ複数のドイツメディアが再三にわたり疲労蓄積の可能性を指摘している。
VfBシュツットガルトは21日にブンデスリーガ第20節・フライブルク戦を控えているが、この一戦を終えると来月5日のアイントラハト・フランクフルト戦まで公式戦がない。クラブはこのリーグ戦中断期間を利用してスペインでトレーニングキャンプを実施するが、『Stuttgarter Nachrichten』は「エンドウはスペインではなく、埼玉県に向かう予定である」と報道。遠藤航がカタールW杯アジア最終予選を控えていることから、スペイン合宿に帯同しないという見解を示している。
なお、VfBシュツットガルトはリーグ戦19試合を終えた時点で勝ち点18の獲得にとどまっており、2部自動降格圏内の17位に沈んでいる。リーグ戦中断期間を利用してチーム全体の立て直しを図りたいところだが、キャプテンを務める遠藤航の不在が来月以降の戦いに影響を与えるかもしれない。
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