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チャン・ヒョンス、FC東京復帰は消滅か!韓国移籍で合意と海外報道

チャン・ヒョンス 写真提供: Gettyimages

 サウジアラビア1部のアル・ヒラルに所属する元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)は、明治安田生命J1リーグのFC東京に復帰する可能性が低いようだ。28日、韓国メディア『Football Asia』が伝えている。

 チャン・ヒョンスは2019年7月にFC東京からアル・ヒラルへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦30試合中23試合で先発出場したほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルも獲得。今季はここまでリーグ戦14試合中11試合で先発メンバーに名を連ねているほか、ACLではグループステージ初戦から決勝まで全10試合で先発出場し、2019年以来となる優勝に大きく貢献している。

 同選手の去就を巡っては、アル・ヒラルとの契約を来年6月まで残す中、本人が韓国でプロキャリアを終えるプランを描いていると、今月18日に韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報道。また、同選手には日本や中東のクラブが関心を寄せているほか、すでにKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代が選手サイドにコンタクトをとっていると伝えられている。

 また、本人は21日にインスタグラムを更新。元日本代表DF森重真人(34)と並んでFC東京のユニフォームを身にまとう自身の後ろ姿をアップし「森重真人とともに素晴らしい時間だったよ」と投稿と、FC東京サポーターやJリーグファンの間でチャン・ヒョンス復帰を期待する声が上がっていた。

 一方、アル・ヒラルはチャン・ヒョンスとの契約延長を望んでおり、選手サイドから拒否された場合には、売却に踏み切るものの、高額の移籍金を要求する可能性が高いと、今月22日に韓国メディア『スポーツソウル』が報道。くわえて、同選手が高額年俸を受け取っていることから、獲得を狙うクラブは多額の出費を余儀なくされるという見方が広まっていた。

 その中、『Football Asia』の報道によると、チャン・ヒョンスは蔚山現代と条件面で合意に達したとのこと。サウジアラビアの複数メディアは同選手の残留が濃厚と伝えているものの、母国復帰に向かっているという見解を示している。

 なお、チャン・ヒョンスは韓国国内の大学をへて、2012年にFC東京へ入団。2年間Jリーグでプレーすると、2014年に中国スーパーリーグの広州富力へ完全移籍。その後、2017シーズン途中にFC東京へ復帰すると、2018シーズンにはキャプテンを務める中、リーグ戦で24試合に出場していた。