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清水前監督ロティーナ、Jリーグ復帰視野に!中国や韓国からのオファー却下

ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスを今年11月まで率いていたミゲル・アンヘル・ロティーナ氏は、再び日本で指揮を執ることを望んでいるようだ。6日、スペイン紙『naiz』が伝えている。

 同氏はレアル・ソシエダやビジャレアルなどで指導者としてのキャリアを積み重ねると、2017年に東京ヴェルディの監督に就任。東京ヴェルディで2シーズンつづけてチームをJ1昇格・参入プレーオフへ導いている。そして2019から2シーズンにわたってセレッソ大阪を率いると、昨季はJ1リーグ4位でフィニッシュ。セレッソ大阪に今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ出場権をもたらしていた。

 そんなロティーナ氏は、今季から清水エスパルスで指揮を執っていたが、強固な守備を基軸とした戦術の浸透に時間を要して勝ち点を思うように積み重ねることができなかった。そして先月3日開催のJ1リーグ第34節・FC東京戦で0-4と大敗を喫すると、翌日に解任が正式決定。清水エスパルスは湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティスなど複数クラブとJ1残留争いを繰り広げた末、かろうじてJ1残留を果たしている。

 ロティーナ氏はすでに日本を離れているが、『naiz』の報道によると、清水エスパルス監督の解任後に中東、中国、そして韓国の複数クラブからオファーが届いたものの、これらをすべて却下していたとのこと。しばらく休養に入ることを決めており、監督業再開時はJリーグ復帰を最優先する方針を固めているようだ。

 Jリーグの舞台でも確かな実績を残したロティーナ氏だが、どのタイミングで監督業を再開するのか注目が集まる。