明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスや北海道コンサドーレ札幌に在籍した過去をもつポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラ(33)は、現所属クラブであるウニヴェルシタテア・クラヨーヴァとの間に深刻な問題を抱えているようだ。1日、ルーマニアメディア『gsp』が伝えている。
同選手は2017年から2シーズンにわたり横浜F・マリノスに在籍。2018シーズン終了後に一度日本を離れたものの、昨年10月末に北海道コンサドーレ札幌へ加入。しかし、公式戦での先発出場はなく、昨年12月に退団が公式発表されていた。その後は半年以上にわたり無所属状態となったが、今年7月にルーマニア1部のウニヴェルシタテア・クラヨーヴァと1年契約を結んでいた。
そんなウーゴ・ヴィエイラは今季ここまでリーグ戦9試合に出場し、1ゴールをマーク。しかし、ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァがリーグ側に提出した選手登録書類に不備があったことを受けて、ウーゴ・ヴィエイラら外国籍選手4名をリーグ登録メンバーから除外。現在はトップチームのトレーニングに参加させず、セカンドチームで個別トレーニングを課しているほか、10月分の給与を支払っていないという。
これに対して、4選手は全体トレーニングに参加させないクラブの方針に対して異議を唱えている模様。契約終了までの給与を受け取るためにも、国際サッカー連盟(FIFA)に提訴する姿勢を見せているものの、ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァの会長は今冬の移籍ウィンドウで4選手を他クラブに移籍させることを念頭に置いているとのことだ。
なお、ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァは第17節終了時点で勝ち点「15」の獲得にとどまっており、16クラブ中14位に沈んでいる。クラブ側の不手際で公式戦のピッチに立てていないウーゴ・ヴィエイラの今後が心配される。
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