Jリーグ 川崎フロンターレ

セルティックが川崎FW旗手怜央の獲得交渉急ぐワケを英紙解説!天皇杯残すも…

旗手怜央 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する日本代表FW旗手怜央(24)は、日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックへ移籍する可能性が伝えられている。その中、英紙『デイリーレコード』は29日、セルティックが同選手の獲得交渉を急いでいる理由を報じた。

 旗手怜央は順天堂大学在学中の2018年に川崎フロンターレの特別指定選手となると、昨年に川崎フロンターレへ正式に入団。プロ1年目の昨季はリーグ戦で31試合に出場して5ゴールをあげるなど、J1リーグと天皇杯の2冠達成に貢献。そして今季は中盤や左サイドバックなど複数ポジションをこなす中、ここまでリーグ戦で29試合に先発出場しており5ゴールをマーク。J1連覇の立役者となっている。また、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカーに臨んだほか、今月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合にむけた日本代表にも招集されていた。

 そんな旗手怜央の去就を巡っては、同選手の代理人とセルティック首脳陣の交渉が順調に進んでいるとイギリスメディア『デイリーメール』が今月末に報道。また、同選手と川崎フロンターレの契約が来年1月に満了を迎えるため、フリーでの獲得が可能であると伝えられている。

 その中、『デイリーレコード』は「セルティックが代理人との交渉を急ピッチで進める中、川崎フロンターレがスコットランドへの早期移籍を邪魔をすることはないと確信している」と主張している。

 また、新型コロナウイルスの新たな変異株である「オミクロン株」の感染が世界中で急速に広まっており、今後出入国に関する規制が強化される可能性を見越して、セルティックは旗手怜央の獲得交渉を急いでいるとのこと。来年1月の移籍ウィンドウが開く前に労働許可証の発行を済ませて、来年1月2日に控えるレンジャーズとのダービーマッチで起用可能な状況にしたいようだ。

 なお、川崎フロンターレは12月4日にJ1リーグ最終節で横浜F・マリノスと対戦するほか、12日には天皇杯準決勝・大分トリニータ戦を控えている。大分トリニータ戦で勝利した場合には19日の決勝戦に臨むが、海外移籍が噂される旗手怜央が新国立競技場でカップを掲げることはあるのだろうか。