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堂安律にPSV指揮官が期待感「ボートから落ちることもあるが…」ELで技ありアシスト

堂安律 写真提供: Gettyimages

 エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)は、今月25日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節・シュトゥルム・グラーツ戦でアシストをマークした。そんな堂安律に対して、ロジャー・シュミット監督は期待を寄せているようだ。27日、オランダ全国紙『AD』が伝えている。

 同選手は今夏の移籍ウィンドウでドイツ方面からの関心が伝えられる中、PSVに残留。先月の日本代表チーム合流直後にひざを負傷してしばらく戦列を離れていたが、今月4日開催のELグループステージ第4節・モナコ戦で復帰。7日のエールディビジ第12節・フォルトゥナ戦ではゴールをあげると、今月の代表ウィーク明けに行われた第13節・フィテッセ戦でも先発出場していた。

 そんな堂安律は、グラーツ戦でもスタメンに抜てきされると、1-0で迎えた56分に技ありのヒールパスでポルトガル代表FWアルミンド・ブルマ(27)の追加点をアシスト。その後も87分までプレーし、チームの勝利に大きく貢献している。

 その中、シュミット監督は28日開催予定である第14節・ヘーレンフェーン戦の記者会見において「今、我々のメンバーでステータスを獲得できる選手は他にもいる。彼らは過去に移籍した後、まわりの期待に応えられなかったこともあった。だが、私が今見ているのはそういうことではない。今、このクラブでの(パフォーマンスで)判断している」と語っている。

 つづけて「リツ(堂安律)や(アルミンド・)ブルマのように、PSVが彼らを買ったのには理由がある。彼らは高いレベルに到達するために多くの自信を必要としている。攻撃陣では良い選手が揃っており、とても競争が激しい。時には、ボートから落ちることもある。今のリツとブルマは(PSVにおいて)中心選手であり、このチャンスを生かせる」とコメント。グラーツ戦で活躍した2選手に対して称賛の言葉を送るとともに、さらなる飛躍を期待している。