エールディビジ(オランダ1部)のフローニンゲンでマネージングディレクターを務めるウーター・グッデ氏は、過去にFW中村敬斗(21)の獲得に乗り出していたことや、明治安田生命J1リーグのガンバ大阪から失礼な態度を受けていたことを明かした。25日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
現在37歳のウーター・グッデ氏は、26歳という若さで現役を退いた後、オランダのSBVエクセルシオールのスタッフとして選手獲得等の編成面を手がける。そして、2019年7月にフローニンゲンでマネージングディレクターに就任すると、当時ガンバ大阪に所属していた中村敬斗の獲得を狙ったものの、中村敬斗はオランダ1部のFCトゥウェンテへレンタル移籍している。
そんなグッデ氏は、当時のガンバ大阪首脳陣とのやり取りについて「今でも覚えているけど、私が中村敬斗(の獲得)について交渉するために日本に行ったとき、あのクラブ(ガンバ大阪)の人たちは私が彼らの交渉相手であることを信じようとしなかった。『あなたのクラブのCEOはどこにいるのか?』と何度も聞かれた。クラブのディレクターは白髪の老人に違いないと彼らは思っていたようだ」とコメント。ガンバ大阪から門前払いを受けていたことを明かしたのだ。
なお、中村敬斗はトゥウェンテやジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV、オーストリア2部のFCジュニアーズOÖへのレンタル移籍をへて、今年8月にLASKリンツへ完全移籍。今季はここまでリーグ戦で7試合の出場にとどまっているものの、今月7日開催のオーストリア・ブンデスリーガ第14節・ティロル戦でリーグ戦初ゴールをあげている。
フローニンゲンはこれまで日本代表MF堂安律(23)やDF板倉滉(24)の獲得に成功している。ガンバ大阪での一件があったとはいえ、グッデ氏は今後も日本市場に熱視線を注ぐことだろう。
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