明治安田生命J2リーグのアルビレックス新潟を率いるアルベルト・プッチ・オルトネダ監督は、今季限りでの退任がほぼ確実と伝えられている。その中、アルビレックス新潟前代表取締役社長の是永大輔氏と同監督のやり取りに注目が集まっている。
是永大輔氏は2019年にアルビレックス新潟の代表取締役社長に就任すると、アルベルト監督の招へいに尽力。そのアルベルト監督は昨季からアルビレックス新潟を率いる中、自身のSNSアカウントを通じてクラブを支える方々や、かつてともに仕事をした選手たちに対して感謝のメッセージを送るなど、リスペクトや思いやりの気持ちを言葉に残してきた。
そしてアルビレックス新潟は今季、序盤から順調に勝ち点を積み重ねてきたものの、夏場以降に失速。ジュビロ磐田や京都サンガなどとJ1昇格争いを繰り広げてきたが、今月3日開催のJ2リーグ第37節・ジュビロ磐田戦で0-1と敗れたことにより、J1昇格の可能性が消滅していた。
それでも、多くのアルビレックス新潟のサポーターはSNSで「#アルベルト監督の続投を求めます」というハッシュタグ付きの投稿を拡散させるなど、指揮官の来季続投を願う思いを発信。しかし、先週末にFC東京指揮官の就任が決定的と報じられると、本人も21日開催の明治安田生命J2リーグ第40節・ザスパクサツ群馬戦後に今季限りでの退任を認めている。
その中、是永大輔氏は21日に「ありがとうアルベルト!一昨年、NYCで初めて会ったときに何年も一緒にいるような気がした。『選択の基準はお金じゃない』って、実際そうだったね(笑 あなたはいつも思慮深い紳士であり、一途な教授であり、お茶目な小学生だった。一緒に働けて幸せだった。未来に幸多からんことを!」と投稿。
すると、アルベルト監督も「是永さん、素敵なお言葉ありがとうございます。あなたのおかげで、私は美しいこの街に住むことができ、自分の土地に対する愛と敬意に満ちた素晴らしい人々に出会うことができました。私はあなたに永遠に感謝し続けることでしょう」と是永大輔氏に対して感謝の気持ちを伝えている。
これに対して、是永大輔氏は「新潟に来てから、街、そしてサポーターにずーっと驚いていたよね!Incredible, Amazing って。アルベルトの新潟への愛情はホンモノ!どんな形であれ、まだこの街のためにできることがあるはずだから、そのときまでお互い色々経験を積もう!」とアルベルト監督へメッセージを送った。
このやり取りには、アルビレックス新潟のサポーターから「出会いに感謝です」、「リスペクトしかない」とアルベルト監督や是永大輔氏に対する感謝の言葉が多く寄せられているほか、「是永さん、待っています」、「帰ってきてください」と同氏の社長再登板を望む声も上がっている。
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