今季限りで国内トップリーグを担当する審判員から退くことになった家本政明氏は21日、明治安田生命J2リーグ第40節・松本山雅対レノファ山口で主審を務めた。そんな家本政明氏は、自身のSNS投稿における誹謗中傷のコメントに反応している。
今月に入って今季限りでの勇退が発表された家本政明氏には、連日多くのJリーグファンから労いや感謝の言葉が届いている。また、今月6日開催のJ1リーグ第35節・ヴィッセル神戸対徳島ヴォルティスで主審を担当した際には、ヴィッセル神戸サポーターからゲーフラの贈呈を受けたほか、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)からはサイン入り試合球をプレゼントされていた。
そんな家本政明氏は21日にSNSを更新。サンプロ・アルウィンで行われた松本山雅対レノファ山口でのレフェリングについて「とてもとても難しい試合でしたが、両チームの選手たちが協力してくださったおかげで試合はとてもインテンシティの高い、息の抜けない展開となりました。そして試合前と後には会場におられたたくさんの方から温かい拍手をたくさんいただきました。本当にありがとうございました!」と振り返っている。
そしてサンプロ・アルウィンの控室のホワイトボードに「家本さん、お疲れさまでした! そしてありがとうございました。残り3試合、サッカーファミリー全員で素晴らしい試合にしましょう!! 松本山雅スタッフ一同」と書かれていたメッセージも紹介している。
しかし、この投稿には、とあるSNSユーザーから「松本は落ちそうなのに余裕やな」というコメントが寄せられており、Jリーグファンの間で物議を醸している。これに対して、家本政明氏は「大変失礼とは思いますが、一言言わせていただいてもよろしいですか?その発言、松本スタッフの方が見ると、とても悲しい思いをすると思うんですね。チームの状況と、今節にかける思いと、僕に対する敬意を同列にするのではなく、切り離して受け止めていただけませんか?どうかお願いします」とコメントを残すと、ファンからも同氏を支持する声が次々と上がっている。
なお、松本山雅はレノファ山口戦で1-1のドローに終わったことにより、最下位脱出とはならなかった。J2残留圏内の17位SC相模原から4ポイント差であるだけに、残り2試合での勝ち点「6」獲得にむけて名波浩監督や選手・コーチングスタッフたちはより一層集中力を高めているはずだ。
コメントランキング