大分トリニータは20日、明治安田生命J1リーグ第36節・鹿島アントラーズ戦後のJ2降格決定を受けて「大分トリニータを応援してくださる全ての皆様へ」と題した公式声明を発表している。
大分トリニータは昨季終了後に複数の主力選手が退団。戦力が整わない中で今季開幕を迎えると、3月中旬から4月下旬にかけてリーグ戦7連敗をスタートダッシュに失敗。9月以降はJ1残留争いのライバルである湘南ベルマーレやベガルタ仙台、徳島ヴォルティスとの対戦で勝ち点を獲得するなど善戦していた。
その中、今月20日に行われた第36節・鹿島アントラーズ戦では強固な守備ブロックでゴールを許さなかったものの、カウンターの形をほとんど作れず0-0のドローで終了。J1残留圏の16位清水エスパルスがサンフレッチェ広島相手に勝利したため、大分トリニータのJ2降格が決まった。
株式会社大分フットボールクラブ代表取締役社長の榎徹氏は「今期、残り2試合を残してJ2への陥落が決まりました。残念であり、悔しい気持ちでいっぱいです。何よりも、多くのサポーターをはじめ関係者の皆様の期待に応えられなかったことを申し訳なく思っており、かつ責任を感じているところです」
「今シーズンは主力選手の移籍など、新しくチームをつくるような状態でスタートしました。また、コロナ禍で外国人選手の来日が遅れる、ケガ人が続出するなどチームにとっては厳しい状況が続きました。終盤になってチームは安定した戦いを見せるようになりましたが思うように勝ち点に結びつかず、このような結果になりました」
「しかし、今シーズンは、まだリーグ戦が2試合と天皇杯も残っています。目の前の試合に持てる力を出し切るという姿勢に変わりはありません。来シーズンはJ2での戦いとなります。1年でJ1に復帰することを目標にクラブ一丸となって皆様とともに闘ってまいる所存です。改めて、皆様の応援、ご支援をお願いいたします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
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