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原口元気、ヘルタ退団の舞台裏明らかに!「契約延長のおかげで…」とクラブ幹部が満足

原口元気 写真提供: Gettyimages

 ウニオン・ベルリンに所属する日本代表MF原口元気(30)は、かつて2014/15シーズンからおよそ3年半にわたりヘルタ・ベルリンでプレーしていた。そんな原口元気のヘルタ・ベルリン退団の詳細を、ヘルタ・ベルリンの専門サイト『Herthabase』が17日に伝えている。

 原口元気は2014年夏に明治安田生命J1リーグの浦和レッズからヘルタ・ベルリンへ完全移籍。ヘルタ・ベルリンでは3シーズン以上にわたりプレーすると、2018年1月に当時2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で昇格争いを繰り広げていたフォルトゥナ・デュッセルドルフへレンタル移籍。その後、2017/18シーズン終了後にハノーファーへの完全移籍が決まったことにより、ヘルタ・ベルリンに別れを告げている。

 そんな原口元気について、『Herthabase』はダールダイ・パール監督のもとで2016/17シーズン以降に先発での出場機会が減少していたことにくわえて、本人がFIFAワールドカップ・ロシア大会を控える中でプレー時間の確保を望んでいたため、デュッセルドルフへのレンタル移籍を申し出たとのこと。くわえて、ヘルタ・ベルリンは2018年夏までとなっていた同選手との契約期間を延長した上で、デュッセルドルフへレンタルにより放出したという。

 また、『Herthabase』は当時ヘルタ・ベルリンでGM(ジェネラルマネージャー)を務めていたミヒャエル・プレーツ氏のコメントも紹介。プレーツ氏は「我々はとても良い解決策を見つけた。ゲンキは(ブンデスリーガへの)昇格候補でプレーする機会があるわけだし、契約延長のおかげで我々にはすべてのオプションがある」と語っていた。

 なお、原口元気はハノーファーで3シーズンにわたりプレー。しかし、チームが2シーズンつづけてブンデスリーガに復帰できなかったこともあり、昨季終了後に契約満了により退団すると、ヘルタ・ベルリンのライバルクラブであるウニオン・ベルリンへ加入。今季は開幕節のバイエル・レバークーゼン戦でスタメンに名を連ねるなど、ここまでトップ下を主戦場にブンデスリーガ11試合中8試合で先発出場している。