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本田圭佑、ベトナム戦辛勝に「悲観する必要ない」と語った理由は…「こういう試合を…」

本田圭佑 写真提供: Gettyimages

 日本代表は11日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦で1-0と勝利した。この試合内容に対して、一部のサッカーファンや識者から不満の声が上がる中、かつてW杯の舞台で3度プレーした経験を持つ元日本代表MF本田圭佑(35)が13日、自身の公式YouTubeチャンネルにおけるライブ配信で持論を展開した。

 日本代表は敵地ハノイで行われた一戦で、前半17分に伊東純也のゴールで先制。追加点を狙う姿勢を見せると、41分には自陣からのロングカウンターを発動。左サイドの広大なスペースに流れた伊東純也がボールを拾うと、持ち前のスピードを武器にそのまま一気にペナルティエリア内に侵入。右足での切り返しで相手DFの逆を突くと、そのまま右足からシュートを放ち、ゴールマウスのニアサイドを豪快に突き刺したが、OFR(オン・フィールド・レビュー)によりMF田中碧(23)のオフサイドがとられてノーゴール判定に変わる。

 その後、日本代表は後半にもチャンスを作るものの、追加点を奪えない。そして終盤にはややオープンな展開となったが、守備陣の奮闘もあり無失点で勝利。ただ、攻撃陣のクオリティや奪えない点や試合終盤でのプレーに関して、一部からは改善を求める声が上がっていた。

 その中、本田圭佑は視聴者からベトナム戦の感想を問われると「今回見れてないんですよね、ちょっとバタバタしてて…」と前置きをした上で「実際、1-0という結果に関して色々言われているみたいですけど、こういう試合を勝てばいいんですよ。ほんとに。勝つべき試合をしっかり勝ったという印象です。なので、全然悲観する必要ないですし、むしろポジティブだなと思いますね」と語っている。

 なお、日本代表はベトナム戦での勝利により勝ち点を9まで積み上げており、首位サウジアラビアに4ポイント差まで詰めている。最終予選の厳しさを実感しているだけに、本田圭佑の「勝つべき試合を勝つ」という一言は多くのファンを納得させるものになるはずだ。