6億円近くの買取OP？アルゼンチン強豪リーベルFWにJリーグとセリエAからオファーが！

　アルゼンチン国内屈指の強豪リーベル・プレートに所属するアルゼンチン人FWフェデリコ・ジロッティ（22）は、Jリーグクラブへ移籍する可能性があるようだ。2日、アルゼンチンの大手メディア『Ole』が報じている。

　身長191cmをほこるジロッティは、リーベル・プレートの下部組織で頭角を現すと、2019年1月開催のリーグ戦でトップチームでのデビューを飾る。そして昨年9月にトップチームへ昇格すると、昨季はコパ・リベルタドーレス（南米選手権）で4試合に出場。ただ、レギュラー定着には程遠く、今季もコパ・リベルタドーレスで2試合、スーペルリーガ（アルゼンチン1部）で4試合の先発出場にとどまっているほか、今月1日開催の第19節・エストゥディアンテス戦では今季初めてメンバー外となっている。

　そんなジロッティはリーベル・プレートとの契約を来年12月まで残しているが、代理人は同選手の去就について「もしここで（レギュラー定着の）チャンスがなければ、他クラブへレンタル移籍する形でリーベルのために仕事をすることもあり得る」と発言。また、代理人は契約延長に応じるかわりに、レンタルでの放出を求める構えを見せているという。

　その中、リーベル・プレートに対してJリーグクラブが500万ドル（約5億7000万円）の買い取りオプションが付いたレンタルという内容でオファーを提示したとのこと。また、セリエA（イタリア1部）のトリノもジロッティの獲得を打診しているが、同選手とリーベル・プレートの現行契約には2000万ユーロ（約26億4000万円）による契約解除条項が盛り込まれているという。

　なお、リーベル・プレートは今夏にコロンビア代表FWラファエル・ボレ（26）が契約満了により退団し、日本代表MF鎌田大地（25）や元日本代表MF長谷部誠（37）を擁するアイントラハト・フランクフルトへ加入している。ボレの後釜として新たなストライカーの台頭が期待される中、ジロッティは出場機会に恵まれないことから、移籍を模索しているようだ。