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森本貴幸が「イタリア帰還」匂わせ?無所属表記の“矛盾”を現地メディア指摘も…

川崎フロンターレ在籍時の森本貴幸 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命Jリーグの東京ヴェルディや川崎フロンターレ、セリエAのカターニャなどでプレーしていた元日本代表FW森本貴幸(33)は、イタリア国内に新天地を見つけたと噂されている。その中、森本貴幸本人が2日にインスタライブを更新した。

 森本貴幸は東京ヴェルディ下部組織在籍時の2004年にデビューを果たすと、カターニャやノバーラ、UAEアラブ首長国連邦のアル・ナスルと海外クラブでのプレーをへて、2013年にジェフユナイテッド市原・千葉への完全移籍によりJリーグ復帰を果たす。

 その後は川崎フロンターレやアビスパ福岡に在籍すると、昨年9月にギリシャ3部のAEPコザニへ加入。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリーグ戦が開催されないことにくわえて全体トレーニングも行われていないことから今年1月末に退団。3月にパラグアイ1部のスポルティボ・ルケーニョへ加入していたが、わずか4か月で退団となっていた。

 そんな森本貴幸について、先月31日の時点ではWikipediaや移籍情報を専門に扱う『Transfermakt』で無所属と紹介されているが、イタリアメディア『SPORTPRESS』は同選手がセリエD(イタリア4部相当)のアチレアーレに所属していると報道。ただ、アチレアーレの公式ホームページにおける選手紹介ページにも森本貴幸のプロフィール画面がないことから、同選手の今について「謎めいている」と伝えていた。

 その中、本人は1日にインスタグラムのストーリー機能において、シチリア島東部に位置するアチレアーレから40km程度北に位置し、1988年公開の映画『グラン・ブルー』の撮影地であるタオルミーナの写真を投稿。イタリア国内に滞在していることを示唆するものであるだけに、イタリアメディアの報道通りシチリア島内で所属クラブを見つけたことが予想される。

 なお、アチレアーレは森本貴幸がかつてプレーしていたカターニャの街から北へ20km離れたところに位置する。本人は自身のフットボールキャリアにおいて縁のある場所に戻りたいという思いを抱いているのかもしれない。