Jリーグ

「人の痛みや苦しみがわかる人間に」家本政明審判員がSNS更新。今季限りでの勇退発表

家本政明 写真提供: Gettyimages

 日本サッカー協会(JFA)は1日、プロフェッショナルレフェリーであり、Jリーグ審判員の家本政明氏が今季限りで国内トップリーグを担当する審判員から退くことになったことを公式発表している。その家本政明氏がJFAからの公式発表直後にSNSで自身の思いを綴った。

 同氏は自身のツイッターアカウントを通じて「いつも僕を温かく包んでくださる皆さま。皆さまのおかげで僕はサッカーの本質に気づき、自分を高め続けてこれました。そしていつも僕を批判してくださる皆さま。皆さまのおかげで僕は人の痛みや苦しみがわかる人間になれました。家本政明、審判卒業します。皆さま、本当にありがとうございました」とこれまで試合を通じてコミュニケーションをとったきた選手や監督、コーチングスタッフ、そしてJリーグファンに対してメッセージを送った。

 そんな家本政明氏には、「お疲れ様でした!」、「ありがとうございました」などと数多くの労いの言葉が寄せられているほか、「今後の活躍を期待しています」、「これからも頑張ってください!」といったコメントも届いている。

 なお、家本政明氏は2002年からJリーグ公式戦での審判員を担当。今年7月18日には駅前不動産スタジアムで第20節・サガン鳥栖対名古屋グランパスで主審を務め、リーグ戦での通算出場試合数が「503」に到達。これにより、これまで吉田寿光氏が持っていたJリーグ担当審判員のリーグ戦通算最多出場記録を塗り替えていた。

 また、先月30日に行われたYBCルヴァンカップ決勝・名古屋グランパス対セレッソ大阪でも主審を担当。選手たちと丁寧にコミュニケーションをとりながら試合を進めたことで、多くのJリーグファンから称賛の声が上がっていた。