サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)は、30日開催予定のセリエA第11節・トリノ戦で今季初めてベンチスタートとなる可能性があるようだ。29日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』が伝えている。
吉田麻也はロベルト・ダベルサ監督のもとで今季ここまでリーグ戦全10試合でフル出場するなど、ガンビア代表DFオマー・コリー(28)とともに守備陣における中心選手としての役割を担っている。また、同選手は先月12日の第3節・インテル戦や先月26日開催の第6節・ユベントス戦でゴールを決めるなど、イタリア国内屈指の強豪相手に持ち味を発揮していた。
しかし、サンプドリアは第4節・エンポリ戦で無失点による勝利を飾って以降、リーグ戦4試合で1分3敗と苦戦。今月23日の第9節・スペツィア戦では勝利したものの、27日の第10節・アタランタ戦では1-3と敗戦。イタリア国内の複数メディアは、コロンビア代表FWドゥバン・サパタ(30)を抑えられなかった吉田麻也に対して厳しい評価が与えていた。
サンプドリアはアタランタ戦から中2日でトリノ戦に臨むが、『SAMP NEWS24』はダベルサ監督が吉田麻也とコリーのいずれか一方をベンチに置くと主張。吉田麻也がベンチスタートの場合には、DFラドゥ・ドラグーシン(19)が代役を担うものとみられる。
ドラグーシンはユベントスの下部組織出身であり、昨季にアンドレア・ピルロ前監督のもとでトップチームでのデビューを果たしている。そして今夏にユベントスからサンプドリアへ1年レンタルにより加入すると、スペツィア戦で今季初先発。そしてアタランタ戦ではスペツィア戦につづき右サイドバックでプレーしていた。
なお、サンプドリアはここまでリーグ戦10試合を終えて勝ち点9の獲得にとどまっている。失点数が「20」と守備面での課題を抱える中、今節のトリノ戦の結果次第では吉田麻也の起用法に変化があるかもしれない。
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