日本代表MF鎌田大地(25)や元日本代表MF長谷部誠(37)を擁するアイントラハト・フランクフルトは、来月にもオリバー・グラスナー監督を解任するかもしれない。29日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ノイエ・プレス』が伝えている。
フランクフルトはブンデスリーガ5位という成績で昨季を終えたものの、昨季終了後にアドルフ・ヒュッター監督が退任。グラスナー氏が今季から指揮を執っているが、ブンデスリーガ第9節終了時点で1勝5分3敗としており、勝ち点8の獲得にとどまっている。また、今月21日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・オリンピアコス戦では3-1と勝利したものの、24日に行われた第9節・VfLボーフム戦で0-2と敗戦。今季昇格組相手に敗れたことでグラスナー監督に対する周囲からの批判が強まっている。
その中、『フランクフルター・ノイエ・プレス』はフランクフルトが低迷している要因を分析。ヒュッター前監督のもとで主力だった鎌田大地やオーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガー(29)、DFエバン・ヌディカ(22)が低調なパフォーマンスを露呈していることや、ノルウェー代表FWイェンス・ペッター・ハウゲ(22)やFWサム・ラマース(24)など新戦力のレベルがブンデスリーガに達していないことがあるという。
そして現時点でグラスナー監督を解任する可能性はゼロに近いものの、来月の代表ウィーク前までのリーグ戦2試合でいずれも敗れた場合には、クラブ首脳陣が監督交代に踏み切ると主張している。
なお、フランクフルトは30日にRBライプツィヒとの対戦を控えているほか、来月4日にELグループステージ第4節・オリンピアコス戦、そして7日には今季ブンデスリーガ昇格組であるグロイター・フュルトとの一戦に臨む。自身の進退問題が報じられる中、指揮官は現在ブンデスリーガで15位に沈むチームをどのようにして立て直すのだろうか。
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