リバプールに所属する日本代表FW南野拓実（26）は出場機会が少ない中、27日開催のカラバオ・カップ（EFLカップ：イングランドのリーグカップ戦）ラウンド16・プレストン戦でゴールをあげた。ただ、リバプールの専門サイト『LIVERPOOL.COM』は同選手がこのゴールによって今冬退団の可能性が高まったという見解を示している。
南野拓実は今夏残留を果たすと、先月21日開催のカラバオカップ3回戦・ノリッジ戦で今季初先発ながら2ゴールをマーク。しかし、ここまで公式戦わずか2試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではいまだに出番がなく、チーム内で厳しい立場に置かれていた。
しかし、同選手はプレストン戦で今季2度目の先発出場を果たすと、0-0で迎えた62分、DFネコ・ウィリアムズ（20）のクロスに反応。ニアサイドでワンタッチでゴールマウスに流し込み、チームに待望の先制点をもたらしている。また、リバプールは84分にベルギー代表FWディボック・オリジ（26）がダメ押しゴールを決め、2-0と勝利。ベスト8進出を決めている。
その中、『LIVERPOOL.COM』は南野拓実の去就について「ミナミノの将来は何ヶ月も前から宙に浮いており、（ユルゲン・）クロップ監督の構想において彼が長期的な存在ではないことは明確だ。しかし、この夏にリバプールの納得できるオファーが届かなかったため、引き留める以外の選択肢がなかった」と説明している。
つづけて「このゴールはミナミノのリバプールでのキャリアを助けるよりも、クラブの移籍金を助けることになるかもしれない。他クラブが彼にオファーを出すための第一の窓口となるだろう。彼の現在の市場価値は1100万ポンド（約17億2000万円）であり、レッドブル・ザルツブルクに支払った移籍金765万ポンド（約12億円）を上回っている」とリバプールが南野拓実を今冬の移籍ウィンドウで放出する可能性に言及した。
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