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中村航輔の去就に影響も!ポルティモネンセ正守護神にセリエAクラブが関心

中村航輔 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(26)は、ポルティモネンセ加入後からまだトップチームでの出場機会がない。その中、ポルティモネンセの正守護神であるブラジル人GKサムエル(27)にセリエAクラブが関心を寄せているようだ。28日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。

 中村航輔は今年1月にポルティモネンセへ加入したものの、昨季は公式戦での出場がなかったほか、3月以降は全試合でメンバー外となっていた。そして今季も国内カップ戦2試合とプリメイラリーガ3試合でベンチ入りしたものの出番はなく、U-23チームの一員として先月下旬開催のスポルティングU-23戦で出場したのみとなっている。

 一方、サムエルは昨年にポルティモネンセU23チームからトップチーム昇格を果たすと、昨季はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で29試合に先発出場。そして今季も正守護神としてここまでリーグ戦全9試合でゴールマウスを守っている。また、今月3日のプリメイラリーガ第8節・ベンフィカ戦では、再三にわたりスーパーセーブを披露。7節終了時点で全勝だった強豪相手に1-0と大金星をもたらす活躍でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されている。

 サムエルはポルティモネンセとの契約を2025年6月まで残している。その中、今夏には昨季のプリメイラリーガ覇者であるスポルティングCPやセリエAの複数クラブが関心を寄せていたが、ポルティモネンセが契約解除金の半値である1000万ユーロ(約13億3000万円)を求めたことにより取引が実現することなく、残留に至っていた。

 しかし、同選手の獲得にはアタランタが依然として興味を示しているとのこと。今月24日開催のプリメイラリーガ第9節・エストリル戦でスカウト陣が視察に訪れ、サムエルのプレーをチェックしていたという。

 なお、中村航輔とポルティモネンセの契約期間は2023年6月までとなっている。ここまで出場機会のない中、正守護神の去就次第ではリーグ戦で出番が巡って来るかもしれない。