明治安田生命J1リーグの横浜FCでプレーしていたFW小川慶治朗(29)は、今月中旬にAリーグ(オーストラリア1部)のウェスタン・シドニー・ワンダラーズへレンタル移籍により加入している。そのウェスタン・シドニーは小川慶治朗につづき、かつてエバートンやマンチェスター・シティでプレーしていた元イングランド代表MFジャック・ロドウェル(30)の獲得にも大きく近づいているようだ。21日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。
ロドウェルはエバートンの下部組織出身であり、16歳でプロデビュー。2011年11月の国際親善試合・スペイン戦でイングランド代表での初出場を飾ると、2012年夏にはマンチェスター・シティへ完全移籍していた。マンチェスター・シティでは2013/14シーズンにプレミアリーグのタイトルを獲得したものの出場機会に恵まれず、2014年夏にサンダーランドへ完全移籍。その後はブラックバーンやシェフィールド・ユナイテッドに在籍していたが、昨季終了後にシェフィールド・ユナイテッドを退団して以降は無所属状態となっていた。
その中、ロドウェルの妻がシドニー出身ということもあり、同選手の家族はオーストラリアに永住することを決断。オーストラリア北部のダーウィンで隔離期間を過ごしていると伝えられていた。
また、同選手の去就を巡っては、ウェスタン・シドニーとマッカーサーFCが獲得レースを繰り広げていたものの、選手サイドが今週にウェスタン・シドニーへの加入に前向きな姿勢を見せたことから、争奪戦は終止符を迎えたと『FTBL』が報道。隔離期間終了後に両者が会談する予定となっているが、選手サイドは複数年契約でのサインを求める姿勢を見せているようだ。
なお、ウェスタン・シドニーは今月18日にかつてレアル・マドリードに所属していたスペイン人GKトマス・メヒアス(32)の獲得も公式発表している。オーストラリアでは先日、元日本代表DF太田宏介(34)を擁するパース・グローリーへの元リバプールFWダニエレ・スタリッジ(32)加入が大きな話題を呼んでいるだけに、ロドウェルの去就報道を受けてさらなる盛り上がりを見せているかもしれない。
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