明治安田生命J1リーグのガンバ大阪は2日、パナソニックスタジアム吹田で開催のJ1リーグ第31節・北海道コンサドーレ札幌戦のキックオフ前に新エンブレム・ロゴを公式発表しているが、とある海外クラブに似ていることで大きな話題を呼んでいる。
ガンバ大阪は今年9月27日にクラブ創設30周年を迎えたことを機に「ガンバ大阪クラブコンセプト」を発表。そのコンセプトの象徴として、来季から使用するエンブレムやロゴもあわせて発表している。また、クラブは従来のものよりもシンプルなデザインになったエンブレムについて「新しいガンバ大阪のエンブレムは炎、ハート、ゴールの3つの要素によってガンバ大阪の頭文字『G』を造形しています。エンブレム下部より上昇する炎の形状は、熱狂を生み出す青い炎となる、ガンバ大阪の姿を象徴しています」
「エンブレムの中心からハートの形状を描くブルーのラインは、心の中で燃え続ける熱い情熱によって、ファン・サポーター、地域、日本のスポーツ文化の中心となる意志を表しています。そして、エンブレム上部に描かれたゴールの形状は、栄光(ゴール)に向けて真摯に挑み続ける、力強い決意を表しています」
「きわめてシンブルかつソリッドな要素で構成された普遍的で現代的なデザインには、サッカーのフィールドに留まらず、新たな体験を創出し、日本を代表するスポーツエクスペリエンスブランドとなるという、ガンバ大阪の強い信念が込められています」とクラブ公式サイトを通じて説明している。
ただ、この新エンブレムを巡っては、『G』の造形デザインが日本代表FW伊東純也(28)を擁するジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)のKRCヘンクが使用しているものに非常に似ていると、SNS上で指摘があがっている。また、「今までのエンブレムの方がカッコいい」など変更を残念がる声も上がっている一方、アパレルへの使いやすさという観点からポジティブに捉える意見もクラブ公式SNSアカウントに寄せられている。
なお、今季まで使用するガンバ大阪のエンブレムについては、1920年に創設されて現在イングランドの地方リーグに所属するウェステラ&ウィラービーFCに似ていることで一時期話題になっていた。新エンブレムの話題でも様々な声が上がる中、ガンバ大阪が今後どのようなブランド戦略を展開するのか注目が集まる。
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