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「もう一度あの瞬間を…」元浦和ファブリシオが語るベンフィカ戦への特別な思いとは…

ファブリシオ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人FWファブリシオ(31)は、3日開催予定のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第8節・ベンフィカ戦にむけて意気込みを語った。2日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 ファブリシオは昨夏に浦和レッズからポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰すると、昨季はリーグ戦で21試合に先発出場して4ゴール1アシストをマーク。今年6月末にレンタル期間満了を迎えていたが、浦和レッズとの契約を解除して今夏にポルティモネンセへ再度加入している。

 また、ポルティモネンセは昨季11ゴールをあげていたポルトガル人FWベト(23)を今夏の移籍市場最終日にウディネーゼへ買い取り義務付きのレンタル移籍により放出。ベトにかわるセンターフォワードとして、昨季まで左ウイングを主戦場としていたファブリシオのポジション変更を期待する声が上がっていた。

 その中、ファブリシオは8月下旬から負傷離脱していたが、先月26日開催の第7節・ヴィゼラ戦で復帰している。そんなファブリシオは『O JOGO』の取材に対して「ベンフィカは様々な観点で特別なクラブだ。我々はより高いモチベーションをもってピッチに立つ。そして個人的には、(エスタディオ・ダ・)ルスでのプレーがとても楽しみだね」と語っている。

 ファブリシオはポルティモネンセ在籍時の2017/18シーズンにリーグ戦29試合出場で15ゴール6アシストとキャリアハイの成績を残しているほか、2017年9月にベンフィカのホームスタジアムであるエスタディオ・ダ・ルスでゴールを決めている。そのことについて聞かれると「あの時は1-2で負けたけど、僕としては忘れない試合だよ。もう一度その時のようなスペクタクルな瞬間を迎えられると信じている」と語った。

 なお、この一戦では日本代表MF中島翔哉(27)や浦和レッズに在籍していたブラジル人MFエヴェルトン(28)の欠場がほぼ確実と伝えられている。チームが負傷者を多く出しながらもリーグ6位と健闘する中、ファブリシオが強豪相手に番狂わせを演出するのか注目が集まる。