明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに所属するタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(31)は、1日開催のJ1リーグ第31節・湘南ベルマーレ戦で先発出場しているが、この一戦で同選手にとって特別な出来事があったようだ。
ティーラトンは敵地のレモンガススタジアム平塚で行われた湘南ベルマーレ戦で83分までプレーし、1-0とチームの勝利に貢献している。一方で、来年に湘南ベルマーレのトレーニングに参加予定であるU17タイ代表MFポンサコン・ハンラッタナー(18)とMFポンタコン・ハンラッタナー(18)の双子兄弟がスタンドで観戦していた。
そしてティーラトンは試合後、自身のSNSアカウントにハンラッタナー兄弟と収まる写真を投稿。「簡単なことは何もないけど、君たちを応援しているよ」と激励のメッセージを残している。
2003年生まれのハンラッタナー兄弟は、タイ1部のチョンブリーやブリーラム・ユナイテッドなど複数クラブの下部組織に在籍。タイの年代別代表に選出されるなど徐々に頭角を現すと、昨年1月に留学生という形で矢板中央高校への編入学を果たしている。また、タイメディアの報道によると、現在高校3年生である2選手は来年3月1日から1カ月間にわたり湘南ベルマーレのトレーニングに参加するとのこと。このトレーニング参加期間中でのパフォーマンス次第では、正式に契約を結ぶ可能性もあるという。
北海道コンサドーレ札幌に所属するMFチャナティップ・ソングラシン(27)をはじめ、多くのタイ人選手がJリーグの舞台で活躍する中、ハンラッタナー兄弟は矢板中央高校で自身の技術に磨きをかけて、日本でプロデビューという偉業に挑む。
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