元日本代表DF太田宏介(34)を擁するAリーグ(オーストラリア1部)のパース・グローリーは1日、リバプールでプレーした過去をもつ元イングランド代表FWダニエレ・スタリッジ(32)の獲得を公式発表しているが、大物選手のAリーグ参戦に現地では大きな話題を呼んでいるようだ。
Aリーグではサラリーキャップ制が導入されており、チーム内の年俸上限額が設定されている。しかし、パース・グローリーはサラリーキャップ制に縛られず高額年俸を設定することが可能なマーキー・プレーヤーとしてスタリッジを獲得している。
このスタリッジのAリーグ参戦について、オーストラリアの公共放送『ABC』のスポーツ中継に携わるジャーナリストも強い関心を寄せている模様。かつて2018年夏にメルボルン・ビクトリーに加入した元日本代表MF本田圭佑(35)に匹敵するほどの注目度があるという見解を示す一方、国内のファンの間では2012年に元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ氏がシドニーFCに加入して以来の衝撃があったと伝えている。また、スタリッジに関しては、才能豊かなストライカーとして評価する一方、負傷離脱の多さを心配する声が周囲から上がっているという。
また、本田圭佑加入発表時のメルボルン・ビクトリーのツイートにおける「いいね」の数は約4800であったが、今回のスタリッジ加入では、発表時から3時間以内ですでに2000を超えていることから、現地では本田圭佑以上に注目を集めているという見方もあるようだ。
なお、スタリッジはマンチェスター・シティやチェルシー、ボルトンに在籍した後、2013年1月にリバプールへ完全移籍により加入。2013/14シーズンはプレミアリーグで29試合に出場し21ゴールをあげつ活躍を見せていたが、その後は度重なる負傷離脱により出場機会が減少。2018/19シーズン終了後にリバプールを退団すると、スュペル・リグ(トルコ1部)のトラブゾンスポルに加入したが、賭博規約違反による出場停止処分が科せられた昨年3月に契約解除。以降は無所属状態となっていた。
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