「片道2時間かけて…」清水FW藤本憲明、古巣の専用練習場完成に歓喜！

　明治安田生命J1リーグの清水エスパルスに在籍するFW藤本憲明（32）は、J3リーグの鹿児島ユナイテッドFCでプロキャリアをスタートしているが、古巣クラブのトレーニング環境が充実していることに対して喜びをあらわにした。

　藤本憲明は近畿大学卒業後、当時日本フットボールリーグ（JFL）に所属していた佐川印刷SCでプレー。しかし、2015年でチームが活動休止となったこともあり、2016年に鹿児島ユナイテッドへ加入している。同選手は鹿児島ユナイテッドで2シーズン連続2桁得点をマークするなど実績を積み重ねて、2018年に大分トリニータへ完全移籍。その後はヴィッセル神戸へ加わると、今夏に清水エスパルスへレンタル移籍により加入している。

　そんな藤本憲明にプロでのキャリアを大きく飛躍させるきっかけを与えた鹿児島ユナイテッドは、今年もJ3リーグを舞台にシーズンを戦っている。その中、鹿児島市喜入で整備を進めていた鹿児島ユナイテッドの専用練習場が完成し、今月19日に「鹿児島ユナイテッドFCトレーニングセンター利用開始セレモニー」が執り行われている。

　天然芝2面、ナイター設備付きの人工芝1面という充実した練習環境ができたことには多くのサポーターや関係者から喜びの言葉が寄せられている。その中、藤本憲明も20日に自身のSNSアカウントにて「嬉しい！片道2時間かけて指宿や国分に行ってた時代が懐かしい」とコメント。自身の在籍時に思い出を振り返った。

　なお、鹿児島ユナイテッドは10月からトレーニングセンターの利用を開始することをあわせて発表しているほか、クラブ公式サイトを通じて「喜入トレーニング施設環境整備支援募金」の受付を来年1月31日までの期間で1口1万円という条件で行っている。また、募金を行った方に対してクラブからお礼状が送られるほか、5口以上応募の方に対してはオリジナルさつま島美人（一升瓶）がプレゼントさせる。