ユベントスでプレーした過去をもつ元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(34)は中東クラブへの移籍が噂されたものの、メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFCに復帰することがほぼ確実となっているようだ。19日、アメリカメディア『MLS Soccer』が伝えている。
ジョビンコはユベントスやパルマ、エンポリでプレーした後、2015年から4シーズンにわたってトロントFCに在籍。そして2019年1月にサウジアラビア1部のアル・ヒラルへ加入すると、攻撃陣の主力として移籍1年目にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを獲得。ただ、2020/21シーズンはリーグ戦全30試合中16試合の先発出場にとどまると、クラブは双方合意のもと今年12月まで残していた契約を解消したと先月20日に公式発表していた。
同選手の去就を巡っては、元日本代表MF香川真司(32)を擁するギリシャ1部の強豪PAOKへ移籍する可能性が取りざたされたが、噂は立ち消えとなっている。また、先月下旬にはMLSのコロンバス・クルーが選手サイドとの交渉を行っているとアメリカメディア『MLS Soccer』が報道。その中、ジョビンコはカタール1部の強豪アル・ガラファへの加入にむけて今月3日にドーハに到着したと伝えられていた。
しかし、先週になってトロントFC復帰の可能性がにわかに取りざたされると、ジョビンコ本人は18日にトロントFCのホームで行われたMLSイースタン・カンファレンス第25節・ナッシュビル戦をスタンドから観戦。負傷離脱中のアメリカ代表FWジョジー・アルティドール(31)と一緒にいる姿が中継映像に映し出されていたことから、周囲でトロントFCへの復帰がほぼ確実という見方が広まっているようだ。
なお、ジョビンコは数日以内に来年1月からの契約によりサインを交わすものとみられるほか、アル・ヒラル退団後に代理人の変更を行っていたことも伝えられている。
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