RCDマヨルカに所属する日本代表MF久保建英(20)は、今季終了後にレアル・マドリードへ復帰する可能性が高まっているかもしれない。17日、スペインメディア『Defensa Central』が伝えている。
バルセロナの下部組織出身である久保建英は、2019年夏に明治安田生命J1リーグのFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍。ジネディーヌ・ジダン前監督から高い評価を受けたが、RCDマヨルカ、ビジャレアルへの武者修行をへて今年1月に半年間のレンタル移籍によりヘタフェへ加入。ヘタフェではリーグ戦で18試合に出場したが、レギュラー奪取には至っていなかった。
そして昨季終了後にレアル・マドリードへ一旦復帰したものの、久保建英にはレアル・ソシエダをはじめ複数クラブがレンタルでの獲得に関心を寄せていた。その中、同選手は東京五輪男子サッカー競技の全日程終了直後、RCDマヨルカへの再レンタルが正式決定。今季はここまでリーグ戦3試合連続で先発出場するなど、攻撃陣の中心選手としてルイス・ガルシア監督から厚い信頼を寄せられている。
そんな久保建英はレアル・マドリードとの契約を2024年6月まで残している。また、同選手のレアル・マドリード復帰が容易に実現しない理由のひとつとして、EU圏外の外国籍選手枠の存在をスペインメディアは再三にわたり指摘している。
しかし、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(21)がスペイン国籍を取得する模様。『Defensa Central』は日本国籍のみを有する久保建英がレアル・マドリードに復帰する可能性を主張。くわえて、来夏に契約満了を迎えるウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)についても、契約延長の場合にEU圏外の外国籍選手枠を埋める可能性があると伝えている。
ベイルに関しては、イギリスが今年1月1日にEU(欧州連合)を脱退したものの、現行契約が終了するまではEU圏内枠として扱われる。ただ、新契約締結時にはEU圏外の扱いとなるため、クラブ首脳陣はEU圏外の枠の兼ね合いも考慮した上でベイルの去就に関して判断を下すことになりそうだ。
なお、レアル・マドリードは現在、EU圏外の外国籍選手枠をブラジル代表DFエデル・ミリトン(23)、FWロドリゴ(20)、ビニシウス・ジュニオールの3選手に充てている。
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