
サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)は、今季もここまで安定感抜群のパフォーマンスを披露している。同選手は、クラブが日本人選手獲得の可能性をつねに検討していることを明かした。17日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』が伝えている。
吉田麻也は昨年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍すると、セリエA初挑戦ながらもクラウディオ・ラニエリ前監督のもとでセンターバックのレギュラーに定着。昨季もリーグ戦で25試合に先発出場すると、ロベルト・ダベルサ新監督のもとで臨む今季もここまでリーグ戦全3試合でフル出場。12日に行われたセリエA第3節・インテル戦では今季初ゴールをあげるなど、チームに貴重な勝ち点1をもたらす働きを見せていた。
そんな吉田麻也には、サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が2年間にわたる契約延長の打診を受けたことが16日になって伝えられている。
その中、吉田麻也本人はイタリアメディアの取材に応じると、新戦力獲得をはじめ編成面を手掛けるカルロ・オスティSD(スポーツディレクター)とのやり取りについて「彼から日本人で良い若手選手がいないか尋ねられることが多いですね。ただ、残念なことに(日本人選手を獲得する場合には)どうしても制約があります」とクラブが日本人選手獲得に興味を示していることに言及。
その上で「我々のもとには才能豊かな若手選手が多くいますし、彼ら(サンプドリアの強化部)は主にベルギーやオランダからの選手獲得に向かっていますね」とサンプドリアの強化部がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)やエールディビジ(オランダ1部)でプレーする選手の動向を追っていることも明かした。
セリエAの舞台では過去に元日本代表MF本田圭佑(35)、DF長友佑都(35)がプレーしていたほか、昨季まではボローニャに日本代表DF冨安健洋(22)が在籍していた。これまでイタリアで日本人選手が結果を残してきた中、サンプドリアが新たな日本人選手獲得へ本格的な動きを見せることはあるのだろうか。
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